今回は、綺麗な藤の写真から、満開に咲く藤の花テーマとした香りです。
香楽で作った香りのデッサン
香楽について知りたい方は、こちら→香楽とは
では、香りの制作ノートをご紹介いたします。
香りの名前
Violet veil
藤。紫のヴェール
香調
フローラルブーケ・パウダリー
藤とジャスミンを基調とした、ふんわりと舞うパウダリーフローラルの香り。
香りのテーマ
綺麗な藤の写真があったので、藤の香りを作りたい。
香りの制作について
制作No.80
2009年4月25日
香の具®使用本数 15本
※香楽を学んでいる方の自由なイメージの妨げにならないように、香の具®ナンバーは伏せ、香りを視た順番と、香りの名前で表記しています。
1番目の香りのイメージ
藤の写真を見ながらだと、すごくピッタリ合っている香り。
上空から紫色のパウダー(香りつき)が舞い降りてくる感じ。
うっとりして幻想的な世界へ行ってしまいそう。
(藤)
2番目の香りのイメージ
白藤に合いそうな香り。白い藤の間から空を見ている。
空は白い雲で覆われていて、白×白で綺麗。
温度があってあったかい気温。
(ジャスミン)
3番目の香りのイメージ
夜に紫の藤がライトアップされてピンクに見える感じ。
藤の花が大好きな人が、毎年同じ藤を見て感動しているみたい。(恋しているような感じ)
(ローズ)
4番目の香りのイメージ
紫の藤の花の間から青空が見えて、色合いが淡くて美しい。
風が吹いてきて花がゆらゆら揺れている。そして良い香りがふわっとくる。
(ミュゲ)
5番目の香りのイメージ
藤の花をたくさん敷き詰めた藤のベッドの上で眠って、いつもは見ないような色鮮やかで華やかな夢を見ているみたい。
(リラ)
6番目の香りのイメージ
もし淡いピンク色の藤があるなら、こんな香り。・・・というか濃い紫色の花びらの場所でなく、淡いピンクにグラデーションになっているところ。
紫に含まれているピンク。
(ローズアブソリュート)
7番目の香りのイメージ
天から降り注いでいるかのような藤の花。天まで突き抜けてる感じ。
天使が一緒に降りてきそう。天使のはしごみたい。
(ゼラニウム)
8番目の香りのイメージ
樹齢140年の大藤。長く長く生きていて様々な季節や人やものの移り変わりをすべて見てきたような感じ。
霊験あらたか。
(菩提樹)
9番目の香りのイメージ
紫色の香り。白藤の隙間から見える紫の空。
紫色に包み込まれる感じ。
(バイオレット)
10番目の香りのイメージ
小さな花がたくさん連なって、太陽の光を浴びてキラキラ輝いて見える。
全体的に見ると幻想的だけど、ひとつひとつの花を見ると、とても可愛らしい。
(レモン)
11番目の香りのイメージ
紫の花。。白い花の間にある茎。
細いグリーン(淡い緑)が花を引き立てている。
(ベルガモット)
12番目の香りのイメージ
藤の咲き乱れる小道を楽し気にスキップしながら通り抜ける。
嫌なことも忘れてしまう。花からエネルギーを貰って小さなことは気にしなくなる。
(シトラスミックス)
13番目の香りのイメージ
心が大きく広くゆったりして、藤の木と心で対話できるような、静かだけど温かい感じ。
(ムスク)
14番目の香りのイメージ
歴史を感じる藤の木(花)。100年以上ずっと咲き続けて、紫や白いカーテンのように、世界を包み込んでいる。
(アンバーグリス)
15番目の香りのイメージ
樹齢の高い木に違う生命が宿っているようで、枝を切ったら血が出そう。様々な良いことも悪いことも知り尽くしているみたい。
(カストリウム)
綺麗な藤の写真があったので、空から降り注ぐような藤の、紫のヴェールのような香りを作りたい。
最初は白い藤でだんだん紫に色づいていくような感じ。
上空から香りが降りてくるようなので、藤のイメージに合っている。
空から紫色のヴェールをかけられたような感じ。
どの香りも飛び出していなくて、うまくまとまっている。
色が、白から紫、紫からピンクへと変わっていくイメージ。
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※ふんわりと優しいパウダリーで5年経ってもまだ良い香りです。