今回は、自分自身と一心同体の、守護天使をテーマとした香りです。
香楽で作った香りのデッサン
香楽について知りたい方は、こちら→香楽とは
では、香りの制作ノートをご紹介いたします。
香りの名前
Guardian Angel
守護天使
香調
ウッディフローラル
ローズとサンダルウッドを基調とした、軽やかなウッディフローラルの香り。
香りのテーマ
サンダルウッド(白檀)の香りを活かした香り作り。
香りの制作について
制作No.83
2009年5月17日
香の具®使用本数 7本
※香楽を学んでいる方の自由なイメージの妨げにならないように、香の具®ナンバーは伏せ、香りを視た順番と、香りの名前で表記しています。
1番目の香りのイメージ
心地良いミストのシャワーを浴びているみたい。
少し冷たくてひんやりするけど、それが気持ちよく感じる。
ミストの細かい水の粒々が見えて、涼感がある。
(ネロリ)
2番目の香りのイメージ
さっきのミストの水の粒子が大きくなって、雨のように降ってくる。
肌に当たる水滴は冷たく冷えていて、夏の暑い時にこういうひんやりした雨が降ったら、すごく気持ち良さそう。程よく体を冷やしてくれる。
(グレープフルーツ)
3番目の香りのイメージ
何度も嗅いだけど、改めて良い香り。
癒されると同時に、疲れた時とか心の情熱が消えてしまいそうな時、再び明るく火をともしてくれるようなパワーがある。
優しくてそれでいて励ましてくれる。ありのままでOKという気分にしてくれる。
(ローズ)
4番目の香りのイメージ
悲しい時、一緒に悲しんで涙を流してくれるような優しさ。
嫌じゃない同情心を向けてくれる。怒っている時は怒ってくれて、楽しい時は一緒に笑ってくれるような、素晴らしい共感能力を持った人や物。
(イランイラン)
5番目の香りのイメージ
さっきのとは逆に、落ち込んでいる時に、正しく叱ってくれる存在。
なだめるのではなく、背中を押してくれる。
どうするの?どうしたいの?と突っ込んで聞いてきてくれるような感じ。厳しい言葉の中にも優しさがある。
(カーネーション)
6番目の香りのイメージ
心にある絡まった紐を解きほぐしてくれるような魔法使いみたい。肩に入った力を抜いて、リラックスしてと言ってくれる。
やわらかくて超気持ちの良いウォーターベッドで眠っているような気分の良さ。
(バイオレット)
7番目の香りのイメージ
心の底から信頼できる目に見えない存在で、自分の最高のパートナーであって、自分自身と同じ一心同体であるような不思議な存在。
いつも深く愛してくれて、どんなことがあっても絶対否定せず、いつも味方でいてくれる。
(サンダルウッド)
疲れているのか癒しが必要なのか、そういう系のイメージばかり出てきたので、素直にそのまま癒しを与えてくれるもの、という香りにしたい。
最後のイメージがとても素敵だったので、いつでも守ってくれる「守護天使」の香りにしたい。
本当に天使のような、素敵な香り。
最初のミストのシャワーもちゃんと感じるし、ありとあらゆる方向から支えられ大事にされているような気分になる。
心のわだかまりが溶けて、透きとおっていくような澄んだ香り。
しかも活力が戻ってくるような感じもする。とても良い香り!
4番目のイメージを見た時、守護天使のイメージがパズルをはめるようにパタパタっと先まで決まったのが面白かった。
わりとすぐ消えてしまう香りだけど、最後の香りのイメージにある「自分と同じ、一心同体」というところにもあるように、自分の姿は鏡に映した時しか分からないように、少しの時間しか認識できない、という意味では、妙にイメージと合っていると思った。