今回は、静かな夜の海、月明かりの下で咲く白い花をイメージした香りです。
香楽で作った香りのデッサン
香楽について知りたい方は、こちら→香楽とは
では、香りの制作ノートをご紹介いたします。
香りの名前
静かな海の月の花
香調
フローラルブーケ
ホワイトフローラル、バイオレットを基調とした、不思議な雰囲気を持つフローラルの香り。
香りのテーマ
ホワイトフローラルベースを活かした香り作り。
香りの制作について
制作No.105
2009年9月27日
香の具®使用本数 8本
※香楽を学んでいる方の自由なイメージの妨げにならないように、香の具®ナンバーは伏せ、香りを視た順番と、香りの名前で表記しています。
1番目の香りのイメージ
キラッとした硬質な感じの光のイメージ。
夜空に輝く月光のようで、ベートーヴェンの「月光」が似合いそうな香り。
(グレープフルーツ)
2番目の香りのイメージ
本当に、夢のような良い香り。
こちらは月というより太陽のイメージ。
南国のピカピカの太陽。
夜になり、太陽が地球の裏側へ行っても、月を照らす光で太陽の存在を感じられる。
(パイン)
3番目の香りのイメージ
硬質な、パキっとした白い色の大理石。
または白くて大きな花(百合など)の花びらなどの、白くて存在感のあるもののイメージ。
夜の暗闇の中でも輝いて見える。
(ホワイトフローラル)
4番目の香りのイメージ
3番目と似た部分があるけど、さっきのはオーケストラのようで、こちらはピアノソロのようなイメージ。
海から吹いてくる心地よい風みたい。
夜の、少し涼しい風。
(ミュゲ)
5番目の香りのイメージ
夜の闇の中、月の光を受けて紫に見える海辺の砂。
そして、月明かりで少し明るく見える空の雲。
周りに虹の輪が見えるような美しい景色。
(バイオレット)
6番目の香りのイメージ
海辺にある森の香り。
素敵な形に編んであるリース。幸せを呼びそう。
ハワイのレイのような、花だけの首飾りと、葉だけで編んであるものを一緒につけている。お守りにもなりそう。
(ウッディ)
7番目の香りのイメージ
海辺にある大きめの貝殻。
耳につけると不思議な音が聞こえてきそう。
中身がパールのような、オパールのような、虹色に輝く白。
(ムスク)
8番目の香りのイメージ
海に昔から住んでいる、一番大きくて一番長生きの生き物。
それが遠くに見える感じ。アンバーではないけれど、クジラのようなイメージ。
とても偉大な存在で、海も島も守ってくれているもの。
(カストリウム)
月明かりに輝く海辺で、月の周囲に虹がかかる時だけ咲く、白くて大きな花のイメージ。
その花が咲くと、海で一番長生きのクジラも見に来るくらい、良い香りがする。
不思議な香り。鼻をスーッとすり抜けていくような爽快感がある。売っている香水のマリンノートのような感じもあり、海のイメージがあるし、そこに咲く(月明かりの下で)白くて大きな花のイメージもあり、不思議。
香りのノート
トップノート:グレープフルーツ
ミドルノート:ミュゲ、バイオレット、ホワイトフローラル、パイン
ラストノート:ウッディ、ムスク、カストリウム