今回は、ハワイの花の首飾り(レイ)をイメージした香りです。
香楽で作った香りのデッサン
香楽について知りたい方は、こちら→香楽とは
では、香りの制作ノートをご紹介いたします。
香りの名前
aloha
香調
フローラルブーケ
ロータス(蓮)の香りを活かしたフローラルブーケの香り。
香りのテーマ
ロータスの香りを活かして、可愛らしい香りを作ってみる。
香りの制作について
制作No.152
2010年7月28日
香の具®使用本数 13本
※香楽を学んでいる方の自由なイメージの妨げにならないように、香の具®ナンバーは伏せ、香りを視た順番と、香りの名前で表記しています。
1番目の香りのイメージ
白くて強い香りの花に、紫とピンクの花が混ぜてある、ハワイアン・レイのようなイメージ
(ロータス)
2番目の香りのイメージ
夜から明け方に咲くジャスミンのような、白くて良い香りの花のいイメージ。
海からの風と波の音が、月明かりの下の白い花びらが似合う。
心が強くなったような気分になる。
(ジャスミン)
3番目の香りのイメージ
フラの上手な女性に送られそうな香りのイメージ。
バラをたくさん使った珍しくてゴージャスなレイをつけた綺麗な女の人は、本当に美しい感じがする。
(ローズ)
4番目の香りのイメージ
レイにはクチナシの花が使われているとのことだったので、改めてクチナシの香りを見てみる。
豊かで強い香りが、確かにレイのイメージに合っている感じ。
(クチナシ)
5番目の香りのイメージ
ロータスの香りを視てレイをイメージした時、ジャスミン、バラ、カーネーション、チュベローズ(クチナシはあとから追加)の香りは絶対に入れたいと思った。
調べてみたら、それら全てがレイに使われる代表的な花であるらしい。
カーネーションの香りは、最初は歯医者を思い出して少し苦手だったけど、今では他にはない色を出してくれる良い香りと感じるようになった。
ほどよく乾いたプリザーブドフラワーのよう。
(カーネーション)
6番目の香りのイメージ
レイって、何となく強いイメージがある。昔は魔除けの意味もあったらしい。そのためには悪いものを祓う強さが必要。
甘くて白く、強いイメージ。自信に満ちてくる感じ。
(チュベローズ)
7番目の香りのイメージ
ハワイのイメージ。
心が温かくて広く、受け入れられやすいような、大きなイメージ。
(ムスク)
8番目の香りのイメージ
海や古代の時代からの守り神がいて、ずっと見守っていてくれそうな感じ。
(アンバー)
9番目の香りのイメージ
レイに使う、シダや貝殻、羽、サメの歯などの不思議なもののイメージ。
(***)
alohaの意味
・a (akahai:優しさと思いやり)
・l (lokahi:調和と融合)
・o (oluolu:喜びをもって柔和に)
・h (haahaa:謙虚さ)
・a (ahonui:忍耐と我慢)
alohaの5文字にそれぞれ異なる意味が込められていて、そのすべてが人との出会いや結びつきや調和を大切にする精神と繋がっている。
レイ(lei)の意味
・頭、首、肩などにかける装飾品。
・シダ、海藻、貝殻、羽毛、果実、サメの歯などを使用する。
・ハワイへ来た記念として観光客に渡したり、ハワイの儀式で用いられる。
・12世紀にやってきたポリネシア人によってもたらされた。古来より、社会的地位の象徴として用いられた。
・19世紀ごろ外国から、カーネーション、クチナシ、ジャスミン、プルメリア、バラ、スミレ等が入ってきて進化した。
・感謝の気持ちや敬愛の念を込めて贈られる。古来の自然崇拝信仰。
・レイを贈る時の色々な気持ちを総括して、ハワイ語でアロハという。
10番目の香りのイメージ
とても優しく心がこもった歓迎の気持ち。子どもたちがフラを踊っているような、可愛らしいイメージ。
(レモン)
11番目の香りのイメージ
ハワイの青い空と海に包まれて、優しさを感じる時の、豊かな心。
(シトラス)
12番目の香りのイメージ
キラキラに輝く太陽と海のイメージ。朝日~昼の強い光。
(グレープフルーツ)
13番目の香りのイメージ
オレンジで大きな夕陽。海に沈んで輝いている。
(シトラス)
感謝や尊敬の心がこもった、ハワイのレイをイメージ。
最初の香りが綺麗でうっとりしてしまう感じ。
濃厚な花の香りのレイを首にかけて、海辺を歩いているような、素敵な気分。
気持ちよく、自信に満ちた穏やかな心で幸せ。すごく良い香り。
ちょっと甘めだけど、つけて歩きたい香り。
***
※この頃は、まだプルメリアの香りを持っていなかったので、また改めてプルメリアの香りを使って作ってみたいテーマです。
ハワイのレイといえばプルメリアかも?