香りの基礎知識 香水の基礎

香りと生命の神秘

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香りは、はるか昔から、神への祈りを届けるために大変神聖なものとして用いられました。

時代が進むと、クレオパトラや平安時代の日本人がそうしたように、個人の存在感を高めて魅力をアピールするために使われました。

そして香料そのものに希少価値があったため、経済力を示すためにも使われました。

香水には生命の神秘がつまっている

香水の原料となる香料は、さまざまな植物(花、木、草、果実)から抽出されています。

(ムスク(ジャコウジカ)などの動物性香料は、ワシントン条約で保護されているため今では合成香料で代用されています。)

膨大な量の原料を、蒸留したり、搾り取ったりして、ほんのわずかの香りのエッセンスとして凝縮しています。

天然のローズオイルを1キロ採るためには3.5トンもの花びらが必要です。つまり、天然香料は、ものすごい量の生命が凝縮された液体なのです。

 

香りは生命エネルギーのかたまり

「良い香りはどうしてこんなに心に深く響くのだろう?」
これは、長年香りに携わってきて、ずっと不思議に思っていることです。
Carpet of Crocuses in Hampshire
Carpet of Crocuses in Hampshire / heystax

香料を抽出するためには、膨大な量の原料が必要です。
そのため、天然香料にはたくさんの芳香物質と一緒にたくさんの生命のエネルギーが詰まっているのだと思います。

エネルギーというとうさん臭く聞こえるかもしれません。しかし、私たちは毎日食べ物を食べて生きるためのエネルギーをいただいています。

それと同じ生命エネルギーを香りもたくさん蓄えていて、それを香水として体にまとうことで、香りのエネルギーを自分の体に付加することができるのだと思うのです。

香料がもつ植物のパワー。それはまるでマンガの世界のように、自分のエネルギーを増加させ、能力を高めることができる感覚です。

香水は魔法の液体!?

さらに、自ら持っている「体臭」と「植物から凝縮された生命エネルギー」である香りを融合することで、唯一無二の存在感を作り上げることができます。

クレオパトラは、それを知っていたのかもしれません。彼女が多くの人々を魅了したのは、香りをふんだんに使いこなして、当時の人々の「記憶」に深く刻まれたからなのではないでしょうか。

香水は、あなたという個性をさらに美しく光らせるための魔法のエネルギーが込められた液体となりえるのです。

 

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